来世は他人がいい[感想]
前作の「春の呪い」から作者さんが好きで買っちゃいました。
「次にくるマンガ大賞2018(コミックス部門)」で1位だった作品みたいです。
こういう感じのちょっと壊れた依存系のヤンデレに普通に接していく女の子みたいな話好きです。
ヤクザの組の関係が難しすぎて、2巻の後半はあまり理解できませんでした・・・
誰がどこの傘下なのかわからぬ・・・どうしてそんなに複雑なんですか・・・
以下感想です。
ネタバレ満載です。
1巻 感想
霧島めっちゃ普通じゃん・・・って思って読んでたけど、吉乃が傷ついてから豹変するからさー、惚れた女が傷つかれたからかと思ってワクワクしたんです。
吉乃がつまらないから本性出すって感じなんですね。
価値がないからホステスとかデリヘルやってよって、それが嫌だったら大阪帰ってってぶっ飛んでんなー
でも体を売れってお前言っただろ?だから腎臓売ってきたわっていうのもぶっ飛んでんなー
体に価値があるからって言われてそういう売り方する?って思ったけど、ああいう負けず嫌いな吉乃好きです。
1年で霧島を惚れさせてから捨てて大阪帰ってこいっていうおじいちゃんの考え好き。こういう展開好き。
だから吉乃頑張って!!!でも霧島は腎臓事件で惚れたから、目標は達成したのか・・・好きになるポイントが難しいのか簡単なのか分からぬ。
橘さん好き。スキンヘッド好き。ぶっきらぼうな言い方も好きだけど、霧島に暴言吐いてても見捨ててないところが好き。
ていうか孫娘っていうのとあの見た目でワガママだって誰しもが思うのかな。性格きつそうとは思うけど、わがままだなあとは思わないかなと。
2巻 感想
2巻ーーーーー!!!!!好きポイントが溢れる・・・
自分が惚れた吉乃が殴られたからかと(ry
目を抉るのは痛そう…容赦なさすぎ…
(違う、私が弱いだけだ!)
吉乃、霧島が強すぎるだけで貴方も強い方ですよ…あんな化け物が普通であってたまるか。
ドライヤーで殴る吉乃さん好き。そこからの「やかましいんじゃボケ お前が死ね!!」のページの迫力。あのモードの吉乃さんかっこよすぎる。
それで俺の女が血を流したからって10ℓの血が出るまで殴り続ける霧島。
…どうしてこんなに感動しないんだ?こういう時って感動するものじゃないのか?
そしてきちんと止める吉乃さん流石です。あと落ち込んでるから吉乃を抱きしめてる霧島好きだし、それを放置してる吉乃さんも好き。
この事件のあと、1000万を吉乃に渡すんですけど、吉乃はドライヤーを一緒に買いに行くだけで巻き込まれたことチャラにするんですよ。
そういうことするから霧島に付きまとわれるんですよー吉乃さん。
怒った顔以外を見たいから寝込みを襲う霧島。どうして三つ編みなんだ・・・?
そして吉乃さんのハッタリに騙される霧島さん。あの「えっ」って繰り返すだけの部分可愛くないですか?
頭のネジが少し外れている霧島さんが普通になる瞬間がかわいいです。
そして恋愛経験少ないのにどうして霧島さんに女の影がいっぱいあるの気づいたの?
放置しているのは優しさじゃなくて興味がないからか。まだまだ浮気して殺してもらうためには遠いね・・・。今の関係だと浮気したら吉乃喜んじゃいそう。
おじいちゃん組のやりとり可愛くないですか・・・?だって貫禄ある組長軍団がキャッキャふざけているんですよ?蓮二さんだけですけど。
秋目さんすっっっっごい好きなんですけど!?!?!?あんなイケオジ登場するって聞いてない・・・
でもここで登場人物が一気に増えるから誰が誰なのか分からなくなった・・・・
霧島の親父さんの写真を見ている時の橘さんと稲森さんのやり取り何????女子高生かな?????カップルかな?????
稲森さんの作ったクッキーヘルシーすぎて、びっくり。そして橘さんが甘党なのもびっくり。
吉乃に依存しかけているキャラの翔真くんの登場ですね。突然の三角関係。
でもこの三角関係、普通の三角関係じゃないですよね。恋愛として好きだからっていう意味で取り合うじゃなくて、自分の人生にとって大切な人だから取り合うって感じですよね。
翔真くんも吉乃の態度に色々と救われている部分があるんだろうなって思います。
「口のききかたにはきをつけや。仮にも翔真はわたしの家族やで。お前のほうがよっぽど外野じゃボケ」
このモードの吉乃様好き。このあと翔真くんを見送るシーンで、霧島はひっそりと見てるじゃないですか。
この言葉で笑顔浮かべているんですけど、きっと内心では吉乃の内側に入っていないことが悔しかったんじゃないかなって思います。
でも霧島だから何思っていたのか全然わからねえ・・・
新幹線での指差しシーンですよ!!!!!!吉乃のために命を張ってるんですよね!?!?!?照れ隠しなのかゴミがついてますよっていうんですけど。
やっぱ翔真くん吉乃のことが大切なんですね。霧島と泥沼化しか見えないですね!楽しみです。
その前の吉乃のプライドを捨てたら死んだも同然って言葉も好きです。プライドって高過ぎてもダメですけど、かといってなかったら信念がなくなっちゃうんで何のために生きてるんだってなりますよね。難しいところですよね。
前作の「春の呪い」もそうだったんですけど、なんかうまく言葉に言えない感じで胸にぎゅっとくるんですよ、この人の作品。
読んでいるとなぜか胸が苦しくなるっていうか動機が激しくなるっていうか。
人間の汚い部分を綺麗に書くって感じで好きです。好き。
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